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レベッカ

東宝ミュージカルの「レベッカ」を観てまいりました。
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大塚ちひろ、山口祐一郎、涼風真世の三人が主演。涼風真世はシルビア・グラフとのダブルキャスト、僕の時は涼風サンでした。何度もシルビア・グラフのダブルキャストでのミュージカルを観に行きましたが中々シルビアさんには巡り合えず次回は必ず観たいと思う次第なのであります。

大塚ちひろサンは数年前の「シンデレラ」の主役の時以来の再会。一段と歌唱力も演技力も増し日本のミュージカル界を引っ張る若手女優の一人ですね。

涼風真世サンの今回の役は珍しく悪役的でありますが今まで以上に歌唱力が増し存在感もありこの劇の重要なファクターでした。

山口祐一郎サンは祐一郎ファンには申し訳ありませんが、今回の役は適任ではなかったのではないでしょうか、もっともこのストーリー自体に彼の本領を発揮できる機会がなく難しい役でしたが、何だか歌唱力も演技力もイマイチ数年前より格段に落ちてきているような気がします。
昨年の「レ・ミゼラブル」でも同様だったような・・・・

さて、「レベッカ」。アルフレッド・ヒチコック佳作であります。
前妻(レベッカ)の影が色濃く残る邸宅に嫁いできた「わたし」が影に悩まされながらも気丈に愛を貫き、晴れて幸せな日々を送ることが出来るまでを描いたメロドラマミステリーです。
男の僕からは非常に「わたし」と旦那に都合よくストーリーが進行して行き何だか馬鹿らしいのであります。
ネタばれですが、旦那は前妻を死に追いやったにもかかわらず、新しい若い女性とらラブラブな新生活を送るという結末はいかにも単純!!
「わたし」はともかく旦那には罰は与えられないのか??

ミュージカルとしては難しい題材な上、日本語訳の歌詞では非常に不自然。
失敗作としか言いようがありません。
by yonosuke55 | 2010-03-21 09:30 | 観る
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