名古屋・中日劇場で公演中の「コロッケ特別公演」を観劇。
何が特別なのか知りませんが、チラシのコピーには「今年のコロッケはひと味違います。」とあるので何かが違うのでしょう。残念ながら僕は初めてのコロッケ体験でしたのでこの辺の事情は判りませんでした。 ただ、まったくツマラナイ茶番劇の豪華三本立ての構成には驚き。このラーメンみたいなゴチャ混ぜな雰囲気です。 一部は『お袋ラーメン、親父チャーハン、俺ギョーザ』なるタイトルの下町現代劇です。余りの脈絡も無い筋で開演後数分で眠りに・・・・余分な情報を脳内に蓄積すると馬鹿になりそうな気がしてしまい目をつぶっていたら熟睡。内容はサッパリ判らずじまい。 二部は『しあわせ地蔵~一太郎の子守唄~』庶民的時代劇。この脚本には思わず席を立ちそうになりましたが、劇冒頭で、あるオヤジが熊のぬいぐるみを着て突如現れヘンテコリンな踊りを披露していると団子屋の女将が 「店先で可笑しな踊り止めて!お駄賃あげるから何処か違う場所でやっとくれ!」 熊オヤジは駄賃を貰うとさっさと引き下がり、その光景を見ていた浪人が 「ホォ~、、このような生業があったのかぁ~」と感心するセリフには、大金払って観ている観客が言いたい言葉!自虐ギャグなのか、観客を馬鹿にしているのか判りません。 三部は『コロッケものまね大全集2009』コロッケの真骨頂で観客を良くも悪くも笑いの渦中へ。 冒頭で彼は観客へ注意事項「ゼッタイに真顔で真剣に観ないで下さい!帰りたくなりますから・・・」に始まり最後には今日のお客さんの80%以上は仕方なく連れられて来た人たちと言い切り潔い芸人魂を見ることが出来ました。 しかし、全編に通じるのは観客を楽しませる事に対しての姿勢はぶれないものを持っているようで、頭も低いし心底感謝を表していたのには感動です。 中々、「ありがとう。」と感謝を心から表す事は難しいと思う今日この頃なのであります。
by yonosuke55
| 2009-11-19 17:13
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