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「てっぱん」 NHK連続テレビ小説

九月末までは「ゲゲゲの女房」を欠かさず観ていました。毎度の予想で当たりのドラマの次回作はイマイチの印象を受けるのですが、今回の「てっぱん」は予想と大違い!非常に上手く出来たドラマであります。

当初はオーバーな演技が多く見られて、その上中村玉緒さんのナレーションに違和感があり「どうもねぇ~?」でしたが、ヒロイン村上あかり役を演じる瀧本美織さんの心底明るい演技には心打つものがあります。
朝一番に葉加瀬太郎の音楽と彼女の笑顔を見ると清清しい一日が始まります。そんな気分にしてくれる彼女、今後大女優の兆しありですね。-目の輝きが近頃の女優さんにはないものを持っています-
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訳あって尾道に生まれた彼女は実の祖母(富司純子さん)が大阪で営む下宿屋に住む事になりましたが、この祖母は心を開く事がない頑固な女性なのであります。
ノー天気で明るい村上あかりが祖母と一緒に人生を歩む中、意地を張り心開かない祖母が日々心を開いて行くといった物語ですが、富司純子さんの当初鬼のような顔が毎日少しずつ温和な顔に変わって行くのは見応えがあります。

やはり顔や身体は心や内側から変わって行くのですね。化粧や衣装(果ては整形美容)でいくら飾っても表面は変わらないのであります。

私事ですが、
先日、知人たちと話をしていた折に「今夜は面白くないのですか?何だかブ~っとしていますよ・・・・」と言われてしまいました。
「ハイ!確かに!」
普段あまり笑顔をしない僕ですので五十数年の生き様で人相が格段に悪くなっているのでしょうね。
今更、心底楽しめるような事柄もなく更なるクラ~イ人相に変貌していく事でしょうな。
ドン・キホーテには到底なれず、現実の人生のエピローグは舞台とは大きく異なり眩しいほどのスポットライトが当たりながら幕が下りることはないのであります。

公式サイトを観ていたらあ~お好み焼きが食べたくなってしまいました。
by yonosuke55 | 2010-10-28 11:10 | 観る
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